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カテゴリー「旅行・地域」の記事

2012年8月12日 (日)

こども

Img_4002「日本人が選んだ“行ってよかった海外観光スポット”1位はアンコールワット」

2012年版「行ってよかった海外観光スポット トップ50」を,旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」が発表した記事です。

記事によると建物の美しさに対する口コミが多く、2年連続1位だそうです。

私は1994年に行ったことがあります。

写真は「日の出」のアンコールワット。

日没のアンコールワットは小高い丘の上に登って見る、というツアーで、タプローム、アンコールトムの遺跡も巡り、圧倒的な迫力に驚きました。

でも、建物よりも鮮明に記憶に残っているのは、カンボジアのこどもたちです。

当時はやっと地雷の撤去が本格化し始めた頃で、すぐそこの道脇に張られているロープを越えると地雷が埋まっている、という状況。

「電波少年」という番組で「カンボジアの道を舗装しよう」企画の前で、道は人が踏み固めて、なんとか道、という凸凹の酷い状態でした。

こどもたちも、都市部は違ったのかもしれませんが、シェリムアップでは、学校に行くよりまず働く、という状況に置かれていました。ちなみに首都プノンペンは情勢が不安定で危険だからと、ツアーでは行けない状況でした。

私の泊まったホテルには沢山のこどもたちが掃除員として働いてました。

学校も行けず働くなんて可哀想、とお思いの方もおられると思います。

その思いは日本人の価値基準の上にこそ成り立つ憐憫かなぁ、と感じたのは、そのこどもたちが、それはもうにこにこと笑顔で働いてたからです。

日本で「顔は笑ってるけど目は笑ってない」顔を沢山見てきたのでわかりました。こどもたちはお愛想で笑いながら働いてたのではなく、笑顔で仕事に取り組んでたのです。

そんな憐憫はこどもたちに対して失礼だと思いました。

確かに学校に行けず働くしかないこどもたちは幸せではないでしょう。

ガイドしてくれた青年は日本語ペラペラ。それは自分で勉強して叔父さんが働いて支えてくれたから、自分は幸運だったと。そして自分は働いて弟たちのために稼ぎたい、と言ってました。

母が「そんなに日本語できるんだから、日本に来て働けばいいのに」と言ったところ、「自分たちがカンボジアを出ることは入ることより難しいことです」

と、当時の独裁政権崩壊後の厳しさを思い知らせる返事でした。

ガイドの青年から聞いた国の事情は、ぬるま湯日本から来た私たちの甘さが恥でさえある事を痛感させました。

青年は恥じ入る私を察して言ってくれました。

「あなたたちが観光に来てくれる。それは国が安全になってきたというPRになるから、嬉しい」と。

アンコールワットは仏教寺院ですが、私はこの青年が仏様に思えました!!!!!

他の国の観光者慣れした現地ガイドと違い、誠実にガイドを勤めてくれた青年でした。国の厳しい状況を極楽トンボでアホーな観光者にどれだけわかりやすく、かつ傷つけずに伝えられるか、すごく熟考して言葉を選んで答えてくれてました。日本語を選んで答えられるレベルだから、ものすごく勉強したんですね。

私の人生で尊敬する人です!!!

当時でも私より年下だったんですが…。

あのしっかりした青年が担う国が悪くなるはずがないです。

あの頃のこどもたちは今ちょうど成人した頃です。

あの笑顔が曇らないで成長できていたらなぁ、と祈り、願いたいです。